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福耳通信

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2016年アーカイブ

印紙税の基礎知識(1)<貼り忘れ等に注意>

飲食業、宿泊業や建設業のように、領収書や契約書など収入印紙(印紙)を貼らなければならない文書が比較的多い業種では、法人税や消費税の税務調査と併せて、印紙税の調査が行われることがよくあります。調査では、印紙の貼付の誤りや貼り忘れなどが指摘されます。

決算の基本の「き」を学ぶ<損益計算書作成の4つの原則>

決算とは、会社の財政状態を経営成績を確認するために、人為的に区切った期間(通常は1年間)で会計帳簿を締め切る手続きを実施する一連の行為を指します。これから約4回、決算の基本について解説していきます。まずは、損益計算書作成の4つの原則から確認してみましょう。

仕事十則

元アサヒビール社長の樋口廣太郎氏が、社長在任時に社長へ宛てた「仕事十則」という教えがあります。自分は実践できているかという目線で読んでみると、いつの間にか忘れていた仕事への姿勢を思い出すかもしれません。

みやチャンネルの福耳通信

自分(自社)のユニークネス(強み)の発見!元巨人軍の桑田真澄投手は、中学時代はコントロールの良さが強みでしたが、高校野球では通用せず、球拾いの毎日だったそうです。桑田投手は、自分の強みは何かを冷静に分析し、投手としてずば抜けた力はないが、野球の基本である打つ、守る、走る、(配球や癖を)考える、などの一つひとつの力に磨きをかけて、それらの力を総合力として生かすことを考えました。その後の活躍はご承知のとおりです。

みやチャンネルの福耳通信

会社が自社の現状を知るためには会計が必要です。そして決算を行う(決算書を作成する)ことで、数値を自社で利用したり、金融機関など外部へ公開したり、税務申告に役立てます。決算書は正しいルールに従った会計処理に基づいて作成されることで、正しい経営判断ができ、金融機関等から信頼性のある決算書として評価されます。

みやチャンネルの福耳通信

金融機関は、融資先から提出された決算書が、どのような会計ルールに基づいて作成されたものかが不明だと、客観的な評価ができません。また、法人税申告のための決算書は、税法基準で作成されているため、その会社の真の実力や隠れたリスクが表示されないこともあります。

短期前払費用の計上時期に注意

経費の計上は、会社の利益に関係するため、特に税務調査では間違って経費が計上されていないか、それにより利益が少なくなっていないかなどが、よくチェックされるところです。なかでも前払費用は特に間違えやすい点なので注意しましょう。

"睡眠"こぼれ話

9月3日は「秋の睡眠の日」です。これは「9(ぐつ)3(すり)」の語呂合わせだそうです。睡眠の日にちなんで、睡眠の話題を拾ってみました。 ※日本睡眠学会と精神・神経科学振興財団が制定。ちなみに「春の睡眠の日」は、世界睡眠学会が定めた3月18日。

貸倒損失の税務の基礎知識

売掛金や貸付金などの金銭債権が、相手先の倒産などで回収できなくなることを「貸倒れ」といい、費用(損失)計上できますが、税務上の損失計上には一定の要件があり、税務調査で指摘されることもあります。また、売上代金や貸付金が回収できなくなると、資金繰りにも悪い影響があるので、「貸倒れ」が発生しないように十分注意しましょう。

つもり十訓

長寿企業には、必ず、家訓や教訓などの教えがあり、そこに永く続いた秘訣があるといっていいでしょう。寛政二年(1790年)創業のお茶の老舗・福寿園には、「つもり十訓」という教えがあります。

がんばれ!熊本・大分

このたび熊本地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。法人や個人が行う被災地支援について、様々な税制上の優遇措置が設けられています。

現金管理をしっかり行っていますか?

現金は持ち運びが容易で、記録や証拠として残りにくい特性を有するために、過不足が生じたり不正が起こりやすく、ミスや不正を未然に防ぐためにも現金管理は非常に重要です。 また、税務調査においても現金は重要な調査項目の一つです。それは、「現金実査はその結果が直ちに、ある程度の会社の処理の正確性を確認するのに役立つ」(『税務調査と証拠書類の揃え方』)といわれるように、現金管理が適正に行われているか否かによって、その企業の経理水準がおおむね推測できるからです。 現金管理がきちんとできていれば企業の会計上の仕組みや内部牽制が機能していると判断されるでしょうし、逆に、現金管理がずさんだったり、「現金残高は社長の財布の中」といった状況であれば、売上げや経費の計上にも不備がある可能性が高いと判断されることになります。

小規模事業者の商圏拡大・売上増加要因

中小企業庁は、全国約325万の小規模事業者の事業活動の実情を調査・分析した「2016年版小規模企業白書」を公表しました。同白書では、人材・資金に制約があり、商圏・商品・サービスが限定され、価格競争やリスク対応力の弱い小規模事業者であっても、商圏拡大、IT活用、経営計画の作成によって売上拡大の可能性が十分にあると示唆しています。

正範語録(はいはんごろく)

今年も3件のお客様全て、「意見聴取」後の税務調査は省略となり、5月に開催された当事務所セミナーにおいて表彰させて頂きました。関与先の皆様の適正な記帳のおかげです。ありがとうございました。

労働保険の年度更新をお忘れなく!

平成28年6月1日(水)-7月11日(月)は、労働保険(雇用保険・労災保険)の年度更新(労働保険料の申告・納付)です。保険料の算定にあたっては、賃金の漏れやミスがないよう注意しましょう。

その支払いは「外注費」で大丈夫?

個人事業主に仕事を請け負ってもらうといったことがありますが、これを請負契約による「外注費」として処理していても、ケースによっては税務調査で「給与」と指摘されてしまうことがあるので注意が必要です。

経営は現金に始まり、現金に終わる

中小企業経営のカリスマ的存在の小山昇社長(株式会社武蔵野)の元には、小山社長から学ぼうと大勢の社長さんがやって来ますが、彼らの多くは、「『売上を伸ばせば会社は潰れない』と考えているが、それは間違いだ。『売掛・在庫』という概念がないと、倒産の危機を招く」と小山社長は言います。

消費税増税(10%)に伴う経過措置 ~駆け込み需要への対応~

平成29年4月から消費税の10%への引上げが予定どおり実施されれば、増税前の駆け込み需要が予想されます。特に、完成引渡しまでに長期間を要する請負工事等については、増税半年前の平成28年9月30日までの契約であれば、平成29年4月1日以後の引き渡しであっても、経過措置によって8%の税率が適用される場合があります。

消費税改正に備えて再確認したい帳簿の記載事項

平成29年4月1日からの消費税率10%への引上げが行われた場合、軽減税率が導入されると複数税率になります。インボイス式の導入も予定されており、仕入税額控除の要件も厳格化されます。これに対応するためにも、現在の記帳に不備がないか、再確認しておきましょう。

商売を成功させる第一級の条件

徳川五代将軍綱吉の時代は、元禄バブルともいえる好景気に沸いた時代でした。やがて元禄バブルが崩壊し、八代将軍吉宗の時代には、京都の大店の8割が倒産するほどのデフレ不況に見舞われました。人口は元禄期の3,200万人をピークに減少期に入り、現代と同様、労働人口の減少と社会の活力低下が問題となり、人々は不透明な先行き憂い、確固たる指針や方向性を求めていました。