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経営は現金に始まり、現金に終わる

2016年6月 1日

カテゴリ: コラム

中小企業経営のカリスマ的存在の小山昇社長(株式会社武蔵野)の元には、小山社長から学ぼうと大勢の社長さんがやって来ますが、彼らの多くは、「『売上を伸ばせば会社は潰れない』と考えているが、それは間違いだ。『売掛・在庫』という概念がないと、倒産の危機を招く」と小山社長は言います。

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実際に、売上が増加しているのに、業績が好転しない会社がたくさんあります。一般に売上が増加すると売掛金や在庫が増えます。売掛金と在庫の合計から買掛金を引いた残りが必要となる運転資金ですから、現金仕入れが多くある会社や売掛金の回収サイトが長い会社だと、売上の増加に比例して必要運転資金も増加するため、「売上増=資金繰り悪化」になります。帳簿上は利益が出ていても、実際には現金が減り、資金難に陥って倒産します。これが黒字倒産です。あのリーマンショックで倒産した上場企業の実に3分の2が黒字倒産だったといわれています。
現金は、会社の血液です。どんなに利益が出ていても、血液が止まれば会社は倒産します。「たとえ赤字でも貸借対照表を見て、純資産(資本金や利益剰余金)がいくらあるか、いくらお金を借りていて(負債)、どのように運用されているか(資産)、現実的なお金のやりくりを知ることで、資金に強くなる」「会社には、最低でも月商と同額の現金を用意しておきなさい。経営は現金に始まり、現金に終わります。経営をはかるものが、現金なんです」と小山社長はいいます。
(参考:「1日36万円のかばん持ち」小山昇著、ダイヤモンド社)

4月より大学院新卒の中野正明(24歳)が加わりました。税理士試験も4科目を終え、1科目を残すのみの期待の新人です。
これから皆さまのところにお邪魔することもあろうかと思います。何卒宜しくお願いいたします。