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みやチャンネルの福耳通信

2016年12月 1日

自分(自社)のユニークネス(強み)の発見
元巨人軍の桑田真澄投手は、中学時代はコントロールの良さが強みでしたが、高校野球では通用せず、球拾いの毎日だったそうです。桑田投手は、自分の強みは何かを冷静に分析し、投手としてずば抜けた力はないが、野球の基本である打つ、守る、走る、(配球や癖を)考える、などの一つひとつの力に磨きをかけて、それらの力を総合力として生かすことを考えました。その後の活躍はご承知のとおりです。
一流の強みはなくても、複数の準一流を磨いて総合力を上げるという考え方は、中小企業の経営のヒントになります。

平成28年分の法定調書からマイナンバーの記載が必要です
平成28年分の法定調書(支払調書や源泉徴収票など)と市区町村へ提出する給与支払報告書の提出期限は、1月31日(火)です。今回の提出から、原則として、マイナンバーの記載が必要です。

●給与支払いに関係する法定調書と給与支払報告書のマイナンバーの記載の注意点

  1. 源泉徴収票等へのマイナンバー記載には猶予期間はありません。
  2. 給与支払報告書は平成28年分からマイナンバーの記載が必要です。
  3. 中途退職者の源泉徴収票にもマイナンバーの記載が必要です。
  4. 受給者に交付する源泉徴収票へのマイナンバーの記載は不要です。

●外部への報酬等の支払いに関係する法定調書のマイナンバーの記載の注意点

  1. 外部への報酬等の支払先からマイナンバーの提供を受けます。
  2. マイナンバー等の提供を受ける際には本人確認が必要です。


決算の基本の「き」を学ぶ2 ~ 貸借対照表の残高を確定する ~
決算手続きには、貸借対照表の勘定科目を確認し、残高を確定するという重要な作業があります。

  1. 実地たな卸や残高証明書によって、資産や負債が実在しているか、金額は正しいかを確認し、残高を確定します。
  2. 貸借対照表上の資産・負債は、営業循環基準や1年基準によって、流動・固定に分類します。
  3. 各会計期間の損益計算を正しく行うため、翌期以降の収益や費用とする項目を前払費用などの勘定科目によって貸借対照表に計上します。

正しい決算書から経営状況を把握し、明日からの経営に役立てましょう。

営業循環基準... 資金の循環に着目し、営業活動から生じる資産(たな卸資産、売掛金、受取手形)と負債(買掛金、支払手形)は、保有期間の長短にかかわらず、すべて流動資産、流動負債とします。

1年基準... 期首から1年以内に現金化される資産(流動資産)と1年を超える資産(固定資産)に分類し、1年以内に支払期限が到来する負債(流動負債)と1年を超える負債(固定負債)に分類します。