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商売を成功させる第一級の条件

2016年5月 1日

徳川五代将軍綱吉の時代は、元禄バブルともいえる好景気に沸いた時代でした。やがて元禄バブルが崩壊し、八代将軍吉宗の時代には、京都の大店の8割が倒産するほどのデフレ不況に見舞われました。人口は元禄期の3,200万人をピークに減少期に入り、現代と同様、労働人口の減少と社会の活力低下が問題となり、人々は不透明な先行き憂い、確固たる指針や方向性を求めていました。
そのような時代に、商売の心得を説いたのが思想家・石田梅岩(1685~1744年)です。
彼は、「商売を成功させる第一級の条件は、正直かつ誠実であること。商売においては、甘言を弄したり、表向きを飾ったり取り繕ったところで、結局はうまくいかない。正直であればこそ人から信用され、信用されれば、おのずと商売は成功へと向かう」と懇々と説きました。
確かに、正直な人と正直でない人のどちらを信用するか、あるいは、誠実な人と不誠実な人ではどちらが信頼のおけるビジネスパートナーであるかは、一目瞭然でしょう。
時代や環境が変化しても、また現代のように合理性や効率性を重んじるビジネスの世界であっても、経済が人の所為である限り、梅岩が説いた成功の第一級の条件は、「正直や誠実」であることに変わりないのではないでしょうか。
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(参考:「魂の商人 岩田梅岩が語った事」山岡正義著)

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