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冬場の危険 入浴中の事故<交通事故死の4倍以上>

2016年12月26日

近年、入浴中の死亡事故が増加傾向にあり、その半数が冬場(12~2月)に発生しています。特に高齢者がいる家庭は注意しましょう。

高齢者の10人に1人がヒヤリを経験
厚生労働省の調査研究では、入浴中の事故死は推計で年間約1万9,000人(うち65歳以上が9割)とされ、これは交通事故死の4倍に当たります。原因の一つとして、室内での急激な温度変化により、血圧が大きく変動することで、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こすヒートショックが挙げられています。
55歳以上を対象にした消費者庁の調査では、「冬の寒い時や高齢者に入浴事故が多い」などの認知度は高い一方、何の対策もしていない人が36%もいます
また、10人に1人が「入浴中に意識をなくすなど、ヒヤリとした経験がある」と回答しています。
※消費者庁の調査結果は同庁HPで見ることができます。「消費者庁入浴事故」で検索
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「ふゆのよる」の心掛けで入浴事故を防ごう!
入浴事故を防ぐため、5つの対策(ふゆのよる)を心掛けましょう。

  • ふろブタを開けておく、シャワーで湯張りする、など蒸気で脱衣所や浴室内を暖めておく(20℃以上を保つ)

  • ゆっくりと立ち上がる。ヒヤリとした経験は、浴槽から急に立ち上がったときが最も多い。身体への水圧が一気になくなり、血管が急激に拡張し、脳への血流が悪くなる。

  • の(ノ)ンアルコールで入浴。飲酒後は、アルコールが抜けから入浴する。特に高齢者は、食後直ぐの入浴を避ける。

  • よい風呂(41度以下)の湯温で、つかるのは10分以内。
    熱い湯に長時間つかると心臓への負担が大きい。

  • 3つのる。入浴前は、早朝・深夜の入浴は避ける。家族に一声掛ける。入浴中は家族が見回る。

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