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社長の「今期やりたいこと」を数字に落とし込んだものが、経営計画です。経営計画は毎月の実績と照らし合わせてこそ、その真価を発揮します。期末まであと2か月。着地点を見据え今期の「総仕上げ」をしましょう。
居酒屋(11月決算)を営む田中社長と巡回監査士が、9月までの数字を基に、着地点予測と決算に向けた具体策を話しています。
これによると、売上高は前年比112%、計画比107%です。上期から仕入価格の高止まり傾向は続いているので、売上原価(仕入高)も計画比109%で推移。でも売上が伸びているので、限界利益額(粗利益)は予算額よりも多く計上されています。社長、頑張りましたね!特に売上高の伸びが素晴らしいです。上期の振り返りで、「1日2万円の売上アップ」という目標を立て、その具体策でカレーランチのテイクアウトをするというプランを立てました。これは「業績評価マトリックス」における「独自商品・サービスが健闘」にあたりますね。
【POINT】前向きな決算対策」には何がある?
事業の成長のためには、黒字決算を実現し、税金を納めた上で内部留保を蓄積していくことが必要です。過度な節税対策は利益を縮小させ、資金繰りが苦しくなるなど、かえって悪手になることがありますので、注意しましょう。