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売れ残りや食べ残し、賞味期限切れなどの理由で、まだ食べられる食品が捨てられてしまう「フードロス(食品ロス)」が大量に発生しています。
フードロスを削減するために、身近なところでできる取り組みから、始めてみませんか。
農林水産省環境省の調査によると、日本では令和4年度に約472万トンのフードロスが発生しています。これは、1人の国民が毎日、おにぎり1個(103g)を捨てている計算になるとのこと。しかも、このうちほぼ半分、約236万トンのフードロスは、実は一般の家庭から発生しているもの。
フードロスは食品メーカーや飲食店等はもちろん、1人ひとりが取り組むべき身近な問題といえます。
家庭からフードロスが発生する原因にはいくつかのタイプがあります。消費者庁公表のチェックシート(詳細は右の二次元コードから)で自分のタイプと具体的にとるべき行動を確認してみましょう。
誰もが日常生活で取り組みやすいのが、「買い方」を変えてみること。特に「買いすぎない」ことが効果的です。
消費者庁が一般家庭を対象に行った調査では、「家にある食材・食品をチェックする」「使いきれる分だけ買う」といった取り組みを実践したことで、4週間で約4割の削減につながった―との結果が出ています。
今日からできる!3つの「買い方」を意識しよう
1.自宅にある食品と賞味期限等を確認!
買い物前に冷蔵庫等にある食品とその賞味期限等を確認し、必要な食品をリストアップすると、買いすぎの防止につながります。2.よく考えて本当に必要な分だけ買う!
使う分・食べきれる分だけ購入しましょう。「安いから」といって、買い物リストにない食品の衝動買いはなるべく控えましょう。3.賞味期限等の表示を確認して賢く買う!
賞味期限等が近い食品は、商品棚の手前に置かれていることが多いもの。できるだけ「てまえどり」での購入を意識してみましょう。※賞味期限とは、「おいしく食べることができる期限」のこと。未開封の状態であれば、賞味期限が過ぎたからといってすぐに食べられなくなるわけではありません。一方、消費期限は「過ぎたら食べない方が良い期限」です。消費期限切れの食品には注意しましょう。