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江戸商人の知恵に学ぶ「老舗の家訓」

2025年1月 6日

日本には、古くは江戸時代から発展を続けてきた「老舗」が多く存在しています。こうした「老舗」には、その発展を支えてきた商人たちの商売の礎となった「家訓」(経営理念)があります。

現代にも通する江戸商人たちの「家訓」

●義を先にして利を後にする者は栄える大丸創業者・下村彦右衛門が事業の根本理念として定めたもの。「企業の利益は、お客様・社会への義を貫き、信頼を得ることでもたらされる」という意味。

●商売は見切時の大切なるを党悟すべし
三井家の家祖·三井高利が残した家訓の1つ。「たとえ一時的な損失があっても、後日さらに大きな損失を受けるよりは早く見切る(決断する)ことが重要」という考え。もらへさんン人

●自ら儲く可き金の三分は人に儲けさせよ
吉野杉の植林を手がけた土倉庄三郎が掲げた財産の活用法。「三分のーは国のため、三分のーは教育と人のため、三分のーは自分の仕事のために使う」という方針。

(参考:山本冥功作司家の家訓J青春新書、2005年)

新年を迎えたこのタイミングで、あらためて自社の原点や、経営において大事にしていることを振り返つてみるのはいかがでしょうか。