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人手不足大国日本は世界のフロントランナー

2024年11月 4日

令和6年2024年人手不足が叫ばれた時代は今までもありましたが、今後日本が置かれる状況がそれらと異なるのは、「悪化の一途をたどる」という点です。今年より来年、来年より再来年とますます人材は採りにくくなっていきます。

裏を返せば「今が一番採りやすい」と言えるのです。人類がいまだかつて経験したことのない超高齢時代を迎えた際に座して死を待つか、試行錯誤を続けるかでは全く別の未来が見えるはずです。

対策として考えられることの一つ目は徹底的な機械化、自動化を進めることです。人が担っている業務を機械に置き換えるだけでなく無理なく誰でもできる仕事に変えていくのです。二つ目はシニア、女性、副業などの小さな活動を活用し「午前中だけ」などの区切り方で部分的な戦力になってもらうことです。

フルタイムの正社員に任せていた業務を社外の多様な労働形態の人々に任せ、切り出していくスキルが経営者に求められます。一人一人と丁寧に向き合い働ける条件などをすり合わせる必要があるため骨の折れる作業ですが、優秀な人材は限られているためいわば「早い者勝ち」です。「ピンチはチャンス」の気持ちで新しい経営の仕方に挑戦していきましょう。
悩んだ時は現状維持より未知のものに挑戦する勇気を持ちたいものです。
(日経トップリーダー2024年7月号引用)