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マイナ保険証への一本化健康保険証の廃止とその後の対応

2024年9月30日

2024年12月2日から、現在の健康保険証の新規発行が廃止され、マイナンバーカードを健康保険証として利用登録した「マイナ保険証」の本格的な利用が始まります。そこで、マイナ保険証の本格的な利用に合わせて確認しておきたい内容を解説します。

健康保険証の廃止

従業員が健康保険の被保険者となり、また従業員の家族が健康保険の被扶養者となったときには、協会けんぼ等の健康保険の保険者から健康保険証が発行されます。この健康保険証の新規発行が、2024年12月2日以降、行われなくなります。なお、2024年12月1日までに発行された健康保険証は、経過措置として2025年12月1日まで使用できます。2025年12月1日までに従業員が退職すること等で使用できなくなった健康保険証は、これまで通り、会社で回収する必要がありますが、2025年12月2日以降、使用できなくなった健康保険証は、従業員自身で破棄することが認められます。

資格情報のお知らせ

マイナ保険証の本格的な利用に伴い、2024年9月以降、協会けんぽから、会社を経由して、加入している被保険者および被扶養者の全員に「資格情報のお知らせ」が届く予定となっています。このお知らせには、被保険者資格等の基本情報が記載されており、マイナ保険証を安心して利用できるようにするとともに協会けんぼに加入している人自身力文健康保険の資格情報を簡易に把握できるようにするために行われるものです。お知らせの中には、医療保険のデータペ—スに登録されているマイナンバーの下4桁も表示されることになっており、データベースにマイナンバーが登録されているかの確認もできます。なお、マイナンバーを協会けんぽに提出していない場合は、当然記載されていません。マイナンバー提出のための申出書が同封されるため、この機会に提出し、マイナ保険証の利用を促したいところです。

資格確認書

マイナンバーカードを作っていない人や、マイナ保険証の利用登録をしていない人もいます。このような人は、協会けんぽから交付される資格確認書を提示することにより、これまで通りの保険診療を受けられるようになります。ただし、資格確認書を用いるときには、マイナ保険証を利用することで受けられるメリットを受けることができません。協会けんぼの資格確認書は、従来の健康保険証と同じプラスチックカード型のもので、色が黄色となるとのことです。4-5年の有効期限が設けられるため、4~5年に1度の差し替えが必要になります。

健康保険証の廃止とその後の対応は、従業員やその家族に大きな影響があります。会社としても従業員に!早めに周知し、マイナンバーカードの作成や、マイナ保険証の利用登録を勧めることを検討したいところです。
※健保組合の取扱いについては、健保組合にご確認ください。