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「努力は嘘をつく」

2024年6月 3日

パリ五輪が近づいてきましたね。2016年のリオテジャネイロオリンピックの女子レスリング決勝で吉田沙保里選手が敗れた試合などを振り返ってフィギュアスケートの羽生結弦選手がインタピューを受けた時にこんな言葉を残して話題になりました。

「努力が嘘をつかないんだったら、やっばり練習量を一番している人が、毎回、毎回優勝できると思う。オリンピックでもどんなに努力している人でも、勝てない時は勝てないんだなと思った。逆に本番に若い選手が勢いで勝っちゃうことも。そういう意味で努力は嘘をつく。でも無駄にはならない。努力の正解を見つけることが大切

裏切らない、練習はウソをつかないなどの言葉がよく聞かた中で羽生選手の言葉は衝撃的でした。
努力の正解、正しい努力とは何でしょうか?MLBのダルピッシュ有投手はこう言っています。
「なんの計画性もなく努力したところで報われません。ただその失敗に気付いて計画性を持ったときに、経験した無意味な努力を無駄にするかしないかで人生大きく分かれると思います

計画性のない努力は無意味だというのです。
経営においても同じです。仮説(計画)を立てて検証する。成り行き任せではなく仮説検証型の経営をする。現実は様々で計画通りにいくことはほとんどないかもしれません。ただ計画とのズレを検証して次に繋げる。その努力を続ければ仮説の精度が高まり、仮説が無敵の戦略になっていきます。仮説(計画)の数字は会社において重要な数値、例えば人数、回数など円の単位でない数字の計画があればあるほど精度は高まります。