MENU

福耳通信

miyachannel

HOME > 福耳通信 > 「いつか」の「もしも」のために会社での災害対応のきほん

「いつか」の「もしも」のために会社での災害対応のきほん

2024年4月30日

令和6年能登半島地震により被害に遭われた全ての皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
近年では地震をはじめ、気候変動に伴う台風・豪雨・豪雪による災害も増えています。
「いつか」来るかもしれない「もしも」の災害のために、平時から備えておくことが重要です。

災害発生時…真っ先い行う!3つのこと

災害が発生した後に、真っ先に行うべき対応は次の3つです。

●社員およびその家族の安否確認
災害時、何より考えるべきは「人命第一」です。特に、社員とその家族の生命・安全を最優先に考え、その安否確認に努めましょう。災害時には、電話がつながりにくくなることがあります。安否確認においては、SNSや災害用伝言ダイヤル(171)等も活用すると良いでしょう。

●会社の資産の状況確認
身の安全を確保しながら、事業所や店舗、工場等の破損状況や、製品・商品の被害状況を確認します。その際は、被害の事実を証明する「被災証明書」等を申請する場合に備え、写真撮影するなどして被害状況の記録をしっかり残しておきましょう。

●顧客の安否確認
社員およびその家族、そして会社の資産の状況がある程度確認できた後で、顧客の安否確認を行います。大きな被害に遭った顧客がいる場合には、安否確認・安全確認とともに、どのような支援が必要かヒアリングし、サポート体制を整えましょう。

平時に準備しておくこと

「いつか」の災害に備えて、次のようなことを平時から準備しておきましょう。

安否確認の方法・責任者をあらかじめ決めておく
初動対応で何よりも大事な安否確認について、「誰が」「いつ」「何の手段」「どのような順番で」行うか、具体的なルールをあらかじめ決めておきましょう。

逃げ道確保のために整理整頓しておく
避難の妨げにならないよう、日頃から棚の中等を整理整頓しておきましょう。また、事業に必要なデータはできるだけクラウド化しておくと安心です。

非常用持出袋や水、救急用品等を備蓄しておく
事業所等で被災した場合、帰宅困難となる社員もいます。そうした場合に備え、数日分の水・食料・絆創膏・薬等の救急用品などを備蓄しておきましょう。