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集中は続かないと割り切るべし

2023年11月 2日

「集中力が続かない」という声をよく聞きます。そもそも集中力は何時間も続くものでありません。あなたが怠けものだからでは無いのです。脳には4つのタイムリミットがあります。

① 4分半の壁
脳が一つのことに集中できる時間は4分半。4分半以上考えると、脳は別の考えが出てくるようになっています。4分半考えても答がでてこない時は、いったん他の作業をしましょう。その問、脳では関連情報を結びつける作業が始まり、再び考えたら答が見つかることがあります。

② 15分の壁
脳は16分に一度違うことを考えてしまう。これを「マインド・ワンダリング」と言います。例えばネットで一つのことを15分以上調べ続けるのは非常に難しい。一つの作業をするときは15分集中し、その後頭を切り替えて別の作業をまた15分やる。要領よく仕事をするコツです。

③ 30分の壁
脳は臓器の一つです。他の臓器と同じく、血流が滞って脳に血がいかなくなると脳の動きは鈍くなります。同じ姿勢で作業を続けると、例え理想的な姿勢であっても30分で血流は滞ります。30分に一度立ち上がったり、少し歩いたり、体を動かせば脳の血流はすぐに回復します。

④ 90分の壁
知的作業の集中は90分が限界。大学の講義が90分で区切られているのもこの理由から、と言われています。休憩もせすに何時間も作業することはパフオーマンスを落とします。

集中するには、ます優先順位をつけることです。何かを優先するには何かを捨てることができるかどうか。「選択と集中」と言う言葉がありますが、本質は「捨てて集中」です。