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インナーブランディングは社長がリードする

2023年8月 7日

人が採れない、採用してもすぐ辞めてしまう。何度も指示しているのに正しく伝わらない。
指示しなければ動かない。関与先の皆さまからよく聞く話です。その根底には同じ要因が隠れていることにお気づきでしょうか?
採用ができないのは知名度が無いから、給料が安いから、福利厚生がないから、が本質ではありません。根本は、会社が、ひいては社長が社員から共感を得られていない、ということです。
会社の存在意義や目ざす理念があっても、理念や存在意義に通じる行動とは何かを社員全員が理解し、共感するための「伝える力」を日々発揮しているでしょうか?

ブランディングというと一般的にはBtoCの会社が高価格で売るためのイメージづくりであって広告宣伝に高額の予算を投じる大企業だけの話と考えがちです。一方、今注目されている「インナーブランディング」は会社の内部、社員とその家族に対して会社の価値を訴求し、共感をもらってもらい、会社の目指すゴールへ共に到達しようとするものです。
どんな方法でインナーブランディングに取り組むかは様々です。自社のピジョンを言語化し、伝えることに集中する社長もいれば、コミュニケーションの頻度と密度を高めることに注力する社長もいます。
会社を木に例えるとインナーブランディングは根っこの部分です。根っこがしっかりしなければ木は育ちませんし、枝も葉もそして大切な果実も得られません。ただし根っこの部分のインナーブランディングに即効性はありません。今日から始めてすぐ生産性が上がる訳ではありません。しかしその投資は確実に会社の文化となり会社の将来を大きく左右することになります。