MENU

福耳通信

miyachannel

HOME > 福耳通信 > ますます身近に!?最新ロボットの世界

ますます身近に!?最新ロボットの世界

2023年1月30日

ペットロボット、工場用ロポット、お掃除ロポットなど、今やロボットは私たちの生活のバートナーとなりつつあります。そんなロボットたちが、新しい一歩を踏み出そうとしています。

AI搭載で、ユーザーに寄り添った英会話を

デジタル教材制作会社CAIメディア(静岡県浜松市)の英会話ロボットCharpy(チャーピー)は、英単語クイズや発音チェックなど教材としての基本的な機能を備えていますが、インターネット接続機能を利用することで真価を発揮します。独自のAlを利用し、学習履歴から英語の上達度合いを判断してCharpyがそれに合ったレベルの語彙や表現で話すだけでなく、使用者自身への理解を深め、雑談でもより使用者の人柄に合った発話や反応をしてくれるようになります。

ロボットを自分のように操作する「テレイグジスタンス」

東京大学の舘暗名誉教授の研究室では「テレイグジスタンス」と呼ばれる技術の研究が進められています。自分の分身となるロボットを通じて、自分が実際にその場に存在するかのように活動をする技術で、カメラで映像を見る、ロボットを操作するだけではなく、ロボットを通じでソルツルとかザラザラといった触感を感じることもできます。2020年には「ローソン東京ポートシティ竹芝店」の商品陳列作業にTelexistence株式会社のテレイグジスタンス・システムが導入されました。これは実店舗での世界で最初のテレイグジスタンスによる商品陳列になります。Alのできることはロボットが自動で行い、難しい作業を人間がテレイグジスタンスで行っています。この他にも、飲食店の配膳や介護の支援、過酷環境での活動や災害救助など、様々な場面で活躍するロボットの研究・開発、実用化が進んでいます。ロボットと人間が共存する新しい時代が到来し、私たちの生活はより豊かで楽しいものになりつつあります。