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東証市場が再編!何が変わるの?

2022年4月28日

カテゴリ: コラム

2022年4月4日に東京証券取引所がこれまでの4市場区分(市場第一部、市場第二部、マーズ、JASDAQ)から、3市場区分(プライム、スタンダード、グロース)へ再編されます。この再編によって何が変わるのでしょうか?

何のための再編なの?

これまでの市場区分では、次のような課題がありました。

①市場コンセプトが曖昧
新興企業向け市場として市場第二部、マザーズ、JASDAQが重複していて、位置づけも曖昧。

②企業価値向上の動機づけが不十分
市場第一部に直接上場するよりも、マザーズ等を経由して一部に移行するほうが容易(移行基準が緩い)。また、市場第一部上場基準は厳しいものの、廃止の基準が緩いため、上場基準を満たしていなくても上場市場に残れる。

③市場代表制を備えた指数が不在
上場後に業績が低迷する企業、流動性の低い企業が存在し、東証の株価指数が日本を代表する指数とは言えなくなった。

●プライム市場(1,841社)
グローバルな投資家との対話を見据えた、高い水準を維持している企業向けの市場

●スタンダード市場(1,477社)
公開された市場の投資対象として、安定した流動性と、一定の水準を保っている企業向けの市場

●グロース市場(459社)
成長可能性を有する企業向けの市場

再編によって何が変わるの?

大きく見直された点は、①各市場のコンセプトを明確にし、区分し直したこと、②上場会社の成長していこうというモチベーションを支えられるように上場維持基準を上場基準と共通化したことです。
上場会社の成長を支えつつ、投資家にとってわかりやすく投資しやすい市場をつくり、そして経済の好循環を加速させ、豊かな社会をもたらすことを最終コールとしています。
また、プライム市場の基準を満たしていてもスタンダード市場を選択した企業もあります。プライム市場の基準維持のためにコストをかけるよりも、日本国内や地域経済の活性化に貢献するという長期的な視点で企業価値向上につなげることを目的とした企業方針に合った市場を選択したためです。
新たな市場が活況を呈し、経済に好影響を与えるのか注目されます。