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食品ロスも"脱炭素"1日1杯のムダの削減から

2021年5月30日

カテゴリ: コラム

日本の食品廃棄物等の量は、消費者庁の資料によると年間約2,550万トン。そのうち、まだ食べられるのに廃棄される食品(食品ロス)は612万トンあり、これは国民1人当たり毎日お茶碗1杯分のご飯(約132グラム)を捨てている計算になります。

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食品ロスは資源のムダと温室効果ガスの排出
食品ロス612万トンは、世界の食糧援助量(420万トン)の1.5倍に相当します。その半分以上が、食品メーカー、スーパーコンビニ、外食産業などから出る事業系のロスでその量は328万トン(54%)となっています。

●食品ロスの要因

事業系 製造・流通・調理の過程で発生する規格外品、返品、売れ残り、外食事業での造り過ぎや食べ残しなど
家庭系 野菜の皮の過剰除去、食べ残し、未開封のままの廃棄など

結果として食品ロスは、食糧の生産と廃棄のために使う資源やエネルギーなどをムダに消費したことになります。また、世界で排出される温室効果ガスの8%は、食品ロスによって排出されたものと言われています。

事業者ができること
国連が定めたSOGs(持続可能な開発目標)のl2(ターゲット12.3)では、2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の1人当たりの食糧廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品□スを減少させるとしています。政府は、2030年度に、食品ロス量を2000年度比で半減させることを目標としています。例えば、食品ロスの半分以上を占める事業者に対して、商慣習の見直しなど、以下のような取り組みを推進しています。

事業者の取り組みと一例
事業活動による食費ロスを把握し、商慣習を含めた見直しを行う。
  • 規格外や未利用の農林水産物の有効活用
  • 賞味期限の延長
  • 季節商品(恵方巻等)の予約販売
  • 値引き・ポイント付与による売り切り
  • 外食での小盛メニュー等の導入
  • 持ち帰りへの対応