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常に変化し続けることの大切さ

2020年5月 7日

現在の鹿島建設の礎を築いたのが鹿島守之助氏です。天保11年(1840年)に大工の棟梁・鹿島岩吉が創業し、江戸時代末期には洋風建設に先鞭をつけ、明治に入ると、ダムや鉄道建設で日本の近代化に貢献しました。
鹿島氏が社長に就任(1938年)した頃は、老舗化し、勘と経験による経営の中、「従来の方法が一番良い」という考えが蔓延し、業績も芳しくありませんでした。鹿島氏は、同業他社の研究や専門家から意見を聞くなどして、業績悪化の原因を、どんぶり勘定の会計にあること、保守的な経営方針が社員の活力を欠いていると分析し、「旧来の考え方を改めよ」の掛け声のもと、経営原理に基づく合理的な経営へと変えていきました。また、市場ニーズの調査に基づく新市場の開拓にも積極的に取り組み、その結果、臨海開発、原子力発電所、超高層ビルの建設に進出し、その分野でのパイオニア的存在として成長しました。

鹿島氏は「変化が激しいときに、ただ単に静止していては何も対処できない。絶えず動き続けているからこそ、迅速な対応を可能とし、事業も安定する」と語っています。現状に甘んじることなく、前進のために、新たな商品・サービスや販路などを開拓する。常に変化し続ける姿勢の大切さを説いています。
当法人も基本宣言3つのうち1つで、
「私たちは、変化を恐れず挑戦し、新たな価値を創造します」としています。
また当法人の行動10カ条の3番目には
「昨日より、今日、今日より明日、過去の延長ではなく常に成長を目指す」とし、その解説で、「現状維持は衰退の始まり。気づかないのは本人だけ。悩んだ時には未知のものに挑戦する勇気を持つ」としています。コロナに負けず常に挑戦し、行動する組織にしていきましょう。

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