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日本ではちょっと考えられないユニークで個性的な税金制度が世界にはたくさんあります。課税理由にもその国ならではの様々な背景があり、お国事情を垣間見ることができます。
ハンガリー/肥満防止に効果てきめん!?「ポテチ税」
あまり肥満というイメージがないかもしれませんが、実はハンガリーは成人の約4人に1人が肥満の肥満大国です。政府は国民の健康対策として、糖分・塩分の高い菓子、飲料などに5~20%課税される通称「ポテトチップス税」を導入しています。また、アメリカやフランスでは砂糖の入った炭酸飲料に「ソーダ税」、デンマークではバターやチーズに「脂肪税」などが課されており、健康志向の高まりからこのような動きが拡大しています。
オーストラリア/大学を卒業すると課税?「学位税」
オーストラリアでは、大学卒業時に授与される"学位"への課税があります。卒業後、一定以上の収入で3~6%の学位税が徴収されます。ほとんどの大学が国立で、授業料は国が負担しているため、卒業生は「学位税」という形で次代の学費を負担することになります。
ブルガリア/少子化対策として効果なし...「独身税」
「独身税」があったのは1968~1989年で、現在は廃止されています。当時ブルガリアでは少子化が進み、将来的な労働力不足の懸念から婚姻率と出生率を上げるために独身者から収入の5~10%を徴収していました。しかし、導入後は独身税の高さから「貯金すらできず、子供はおろか結婚もできない」と出生率はさらに下がってしまったとのことです。
日本/世界には珍しい「入湯税」
日本には「入湯税」があります。あまり意識せず温泉宿などの会計の際に支払っているため知らない人もいるかもしれませんが、実は温泉施設などを利用する際には利用料、宿泊料に入湯税として150円が上乗せされています。入湯税による税収は1年間で200億円以上にも上り、環境衛生施設や温泉施設の整備、観光の振興に使われています。
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