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資金繰りの落とし穴!急激な売上の増加や落ち込みには要注意!

2019年3月25日

カテゴリ: 会計

「売上が好調なのに、なぜか資金繰りが苦しい」「業績が良くないはずなのに、資金繰りに余裕がある」といった経験はないでしょうか?これらは、売上の入金と、仕入れや経費の支払いの時期にズレがあることから起こるものです。資金繰りは、このズレを抑えておくことが必要です。

利益と資金が一致しないことに注意
一般に取引は、ほとんどが掛で行われるため、売上が増加すれば、売掛金が増加し、売上の増加に先行して仕入れも増え、買掛金が増加します。
通常、売掛金の回収は、2~3ヶ月後など期間が長いケースが多く、反対に仕入れ・販管費の支払いは、翌月払いなど売掛金の回収時期よりも短いことがあります。
そのような場合、買掛金の支払いによって、入金よりも先に資金が出ていくことになります。このような回収と支払いのズレによって、利益と資金が一致しなくなるのです。
つまり、帳簿上で利益が計上されているからといって、会社に資金が残っているとは限りません。反対に資金がないからといって、利益が出ないとは言い切れないのです。
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売上が急激に伸びたときは仕入れも急増し資金不足に!?
特に注意が必要なのは、利益と資金が一致しない現象があるため、急激な売上の増加や落ち込みがあったときです。
売上が急激に増加すると、仕入れも急増しますから、売上の伸びが大きいほど、資金繰りは厳しくなります。
その結果、急増した運転資金を賄うために金融機関からの借り入れが必要になります。当初の予測において、売上が大きく伸びることを見通せるのであれば、その分の手当てを考えた資金繰り計画を立てる必要があります。

売上が急に落ち込むと一時的に資金に余裕が生まれる
売上が急に落ち込んだ場合は、売上とともに仕入れが減少し、買掛金も減少します。
買掛金の支払いのときに、順調に売り上げていたときの売掛金が回収されてくることから、一時的ですが、資金繰りが良くなる現象が起こります。

利益と資金が一致しないことを理解し、資金繰りの改善のために、売掛金の回収期間を短期化する、回収期間の短い得意先の取引量を増やすなどの取り組みが重要です。