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不完全な自社を見せられる?SNSとチラシの違いと共通点

2019年1月 9日

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SNS活用のためのブログを社員に書かせているが全然読まれない、どうしたものか...
問題のブログはどの投稿も妙に堅苦しい。なぜかと調べて分かったのは、上司の承認を得てからアップする仕組みだということ。そうなると部下はどうしても気を回し、萎縮して投稿の内容が無難でつまらなくなってしまいます。

広告に代表される従来型の販促は、一方通行のコミュニケーションでした。
そこで求められたのは、非の打ち所の無い完璧な企業イメージ。

他方、双方性が特徴のSNSでファンを得るのに必要なのは、思わずツッコミを入れたくなるような隙のある愛嬌、ある種の不完全性です。

「不完全な自分を見せるコミュニケーション」に抵抗を感じてしまうと、なかなか顧客の心を掴めません。成功のポイントは「ボツ企画を公開する」と言うような筋書きの面白さでしょう。
フェイスブックやツイッターなどのSNSはチラシと同様、注目を得るツールなのでそれだけでは売上には繋がりません。ネットで検索した人に情報提供するホームページや通販サイトなどとセットで威力を発揮します。SNSで「注目」を得て、「興味」を引く。その後顧客はネットでより深い情報を自ら「検索」し、「購買」に至ればその後使って感じたことを仲間と「シェア」する。「シェア」を得られるのが、チラシとの大きな違いです。
こんなふうに整理すれば、企業戦略の武器として使い方が見えてくるのではないでしょうか。