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井戸掘り経営・家計薄経営・千切り経営

2018年7月 2日

企業の規模が大きくなってくると、経営者の眼が現場に行き届かなくなり、社内に抱える問題が見えなくなることがあります。精密小型モニターで世界的に知られる「日本電産」を一代で築いたカリスマ経営者・永守重信氏は、このような一種の組織病には、「井戸掘り経営」「家計薄経営」「千切り経営」の3つの手法が重要といいます。

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●「井戸掘り経営」
地面を掘れば水が出て井戸になりますが、汲み上げ続けなければ新たな水は出てきません。アイデアも同じです。経営の改善・改革のアイデアも「これだけ考えたから、もう出尽くした。これで終わり」というものではなく、アイデアを出し続けることが大事なのです。

●「家計薄経営」
家計と同じで、収入に見合う経営をすることです。経費を収入の範囲に収めながら、将来の投資にも目を配らないと、やがて苦しくなります。

●「千切り経営」
大きな問題や難しい課題も、それを小さく切り刻めば、問題解決の糸口が見つかる。部門別などの小さな単位で業績を管理することで見えてくる課題もあります。
このような経営の基本的な考え方は、どのような企業にも参考になるはずです。

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