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知っておきたい!運命を変える、がん知識

2017年12月25日

日本人男性の3人に2人、女性の2人に1人は生涯でがんを発症するといいます。がんは決して「他人事」ではありません。

がん大国なのにがん検診受診率は最低水準
日本の人口10万人あたりのがん死亡者数は、アメリカの1.6倍です。日米の差はがん検診の受診率にあり、日本の検診受診率先進国の中でも最低水準です。例えば、子宮頸がんの検診受診率はアメリカでは8割以上が受診しているのに対し、日本では4割ほどにとどまります。
がんは早期に見つけられれば、9割近くは治る病気になりつつあるといいます。早期発見のためには"自覚症状が出る前に"定期検診を受けることが非常に重要です。

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今日からできる!がん予防ー生活習慣改善と早期発見の努力
がんの原因は、遺伝によるものは5%程度で、1/3が喫煙、1/3が喫煙以外の生活習慣やウィルスや細菌の感染によるといわれています。良い生活習慣を行っていても発症する可能性がありますから、検診による早期発見が大切です。

  • タバコの煙には、ベンゾピレンなどの発がん性物質が含まれ、のどや肺がんの発症を高めるだけでなく、発がん性物質が全身に運ばれると、すい臓がん、肝臓がんの発症を高めてしまいます。喫煙は寿命を約10年縮めるといわれています。
  • お酒を飲むと顔が赤くなる人はアルコール由来の発がん性物質を十分に理解できていない人です。そのような人が3台以上のお酒を飲むと食道がんのリスクは10倍、同時にタバコを吸うと30~70倍にもなります。
  • 魚や大豆、アブラナ科の野菜、コーヒーと緑茶は胃がん予防につながります。胃がんの約95%はピロリ菌への感染に起因します。塩分の多い食事はピロリ菌による炎症を助長するので控えましょう。

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※出典:中川恵一著「最強最高のがん知識」、中川恵一監修「先生、がんから身を守るには、どうしたらいいですか?」