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世界に広がる緑茶ブーム!

2017年11月27日

近年、和食がユネスコの文化遺産に登録されたことや健康志向の高まりから、世界から緑茶に熱い視線が注がれています。2016年の輸出額は前年比約15%増の116億円と過去最高額に達し、今年も順調に伸びています。

イスラム諸国では甘い緑茶が大人気
海外ではどんなお茶にも砂糖を入れて飲み、緑茶も例外ではありません。特にイスラム教の国々では緑茶が人気急上昇中。ラマダンの期間、夕刻になり飲食が許されると、砂糖を入れた甘みたっぷりの緑茶が体をいやしていくれるということで、ファンを増やしています。
※イスラム教徒が1ヶ月間、日の出から日没まで断食を行う。
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"おーいお茶"はシリコンバレーの人気者
シリコンバレーでは健康志向の高まりから、砂糖不使用でカフェインが含まれる緑茶、なかでも伊藤園の"おーいお茶"が、IT系企業のエンジニアが常飲していたエナジードリンクの代替品として数年前から流行しています。例えばグーグル社では、1ヶ月にコーヒー4,000杯に対し、ペットボトル6万本が消費されています。エバーノート社ではなんと社長が毎日4-5本飲むほどの"おーいお茶"好きで、伊藤園ともパートナーシップを結び、社長室には緑茶ペットボトルの特大パネルが飾られているそうです。
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進む!緑茶の効能研究ーガン細胞死滅や認知症予防の効果も!?ー
緑茶は健康にいことで知られていますが、近年では海外の大学などの機関でも研究が進められており、様々な効果があることが実証されています。

イギリスのアングリアラスキン大学の研究では、ECGCという緑茶だけに含まれる成分が、健康な細胞を保護しながらガン細胞を死滅させるサイクルを引き起こすことがわかりました。

金沢大学の60歳以上の男女を対象にした調査では、緑茶を全く飲まない人と比べて、緑茶を毎日飲む週間がある人は、認知症または軽度の認知障害の発症率が1/3という結果が出ています。