原町田中央事務所
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毎年3月末から5月の連休にかけて、「桜前線」が日本列島を駆け抜けます。桜の季節になると、「春が来た」と感じる人も多いのではないでしょうか。多くの日本人にとって特別な樹木である桜ですが、近年、その桜に大きな異変が起こっていると指摘されています。
桜といえば、ソメイヨシノを思い浮かべる人も多いはず。ソメイヨシノは江戸時代末期に品種改良によって生み出されたといわれ、①「接ぎ木」で増やしやすい②成長が早い③クローン(同一遺伝子)のため個体差がなく一斉に開花する④花付きが良いため見栄えがする――といった特徴があります。こうしたことから、明治時代以降、全国各地の公園や寺社などの公共的な場所に植栽され、多くの人に親しまれてきました。
さらに戦後の高度経済成長期に全国各地で大規模植栽がなされ、「桜の名所」が相次いで誕生。日本の多くの場所でお花見ができるのは、こういうワケがあったのです。
ソメイヨシノは、良好な環境で適切な管理がなされていれば、樹齢100年以上になるともいわれています。ところが、「高齢化(老木化)」すればするほど人手と費用がかかることも事実。近年、管理上の問題から世話不足となり、衰退が進んで花を付けなくなったり、枯れたり、倒れたりしてしまうソメイヨシノが全国的に増えています。
また、「クローンのため個体差がない」という長所は、裏を返せば、害虫や病気、気候変動の影響を一気に受けやすいという短所にもなり得ます。実際に、気候変動による気温の上昇は生育や開花に大きな影響を与えることが分かっており、東京におけるソメイヨシノの開花日は、この100年間に約2週間早くなっているとのデータも。桜の北限も、今後はより北上することが指摘されています。し、AIを活用して分析するなどして
各地でさまざまな異変が起こっているなか、桜の状況を写真で記録・保存、桜の保全に乗り出す自治体も出てきました(東京都目黒区など)。
今年のお花見は、楽しむだけでなく、桜の未来に思いを馳せる機会としても良いかもしれません。