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近年様々なコストがアップしており、企業間で取引される原材料費の価格は、2020年に比べて約20%上昇しています。また、人手不足を背景とする人件費の上昇も目立ちます。賃上げを進めなければ、離職者が増加したり、新規採用が難しくなりかねません。今後もこうした状況が続くなら、仮に現在の売上を維持できたとしても、利益は減っていくことになります。企業にとって、賃上げの原資となる利益のアップは最重要課題と言えます。
「利益」とは「売上」からさまざまな「コスト」を引いた残りの額を指します。利益を上げるためには、売上を伸ばすか、コストを削減するしかありません。原材料費や人件費が高騰している現在の環境では、コストを抑えるのは難しいでしょう。そのためまずは「売上アップ」に焦点を当てることが重要になります。売上を伸ばす方法は「販売数量を増やす」か「単価を上げる」の2つになります。数量を増やすことについてはさまざまな営業努力を実践されていると思いますが、単価についてはどうでしょうか?「ウチは下請けだから・・」「値上げしたら顧客が離れていきそうで怖い・・」という方もいるかと思います。しかし単価の決定、すなわち値決めは社長の仕事です。今こそ値上げをすべき時期です。コストを正確に把握し、高く買ってもらうための自社の強みを再確認しましょう。
「今やらねばいつできる。わしがやらねば誰がやる」
私が生まれた岡山県井原市出身の彫刻家平櫛田中(ひらぐしでんちゅう)先生の言葉です。是非前へ進んでいきましょう。
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