MENU

福耳通信

miyachannel

HOME > 福耳通信 > 不測のサイン見逃すな

不測のサイン見逃すな

2023年2月 6日

会社の数字を見るときに注意したいポイントは「その数字が通常時と比べ、大きく乖離していないか」ということに尽きます。あらゆる数字を、異常値になっていないかチェックをかけるだけで、会社の異変を早期につかむことが可能なのです。

メガネスーパーでは、毎日午後1時から午後9時まで1時間ごとに、全店の売上がメガネ、コンタクトレンズ、補聴器といったカテゴリー別にリアルタイムで見られます。このデータは、新人から経営幹部まで全社員が共有しています。

会社の数字の異常値をいち早く発見するには、普段から穴が開くほど数字を見ていなければなりません。日々会社の数字とにらめっこしているから、異常値が出たときに「そんなはずはない」と反射的に感じることができるのです。まずおかしいと感じることが何より大切で、そこからなぜかを考えればいいのです。

微妙な要因で業績が変動することも経営の現場ではたびたび起こります。そんなときに一喜一憂しないためにも、会社の数字を見て「何かおかしい」と思える感覚を磨く訓練をしましょう。

当事務所の会計戦略10か条の第6条には「毎日の数字チェックが全ての基本→最後まであきらめず闘う気持ちで目標利益を達成すべし」とあります。毎日チェックすべき数字は会社によって違います。会計数値とは限りません。人数でも回数でも何でも構いません。是非毎日数字に向き合ってください。