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結果がでるテレワークの習慣(GMOインターネッ卜会長兼社長インタビュー)

2020年10月 2日

●最終的な勤務体制や行動様式をどうするかはコロナが収束するまで決めない
なぜなら、商売にはお客様もいれば競合もいる、相手によって戦い方を変えなくてはいけないのに、自分たちの都合だけで戦略を決めるわけにはいきません。
地方に移転するとか、オフィスを解約するとかは今決めるべき話ではないと思っています。

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●リモートワークで結果を出す「コミュニケーションの貯金」と「組織の習慣」
コミュニケーションについても様々な習慣をつくっています。オンラインの会議でも、まずはお互いの目を見て挨拶する。会議の目的はスローガン化されているので、それを全員で唱和してからスタートする。
期限管理の習慣も徹底しています。仕事の締め切りを伝える際、多くの会社では「今週中」や「今月中」といった言い方をするでしょう。しかしGMOでは「金曜日の17時30分まで」などと●時●分の単位まで明確に設定します。今週中と言われると、人によっては「金曜日の深夜0時まで」と解釈するかもしれません。
すると、夕方までのつもりで依頼した上司はイライラしながら何時間も待つことになる。
リモートでは部下の顔が見えないのでなおさら精神的なストレスは増すはずです。リモートワークの成否はこうした習慣が組織に浸透しているかで決まります。ツールの問題では無いのです。
「組織の習慣」と「コミュニケーションの貯金」があれば、リモートワークは性善説で運用できます。