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"慣れ"には弊害も

2020年4月 6日

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「英国軍艦の喫水」というお話を聞いたことはないでしょうか。船は放っておくと、毎年1インチずつ喫水が下がり、やがて機能や航行速度が落ちて使えなくなるのだといいます。原因はさびや貝殻の付着ではなく、毎年、船の自重が少しずつ増えてしまうからです。どうして自重が増えてしまうのでしょうか。
乗組員が勤務に慣れてくると、やがて個室に本や私物を持ち込むため、一人ひとりの荷物は軽くても、船全体で見ると、その重量がとても大きくなり、船の自重を大きく増やしてしまうのです。
仕事において"慣れる"ことは大切で、効率化や生産性向上につながります。
その一方で、"慣れ"が続くと属人化やガラパゴス化が進み、いつの間にか、その仕事の進め方がかえって効率や生産性を悪くしてしまっていることもあります。世の中は、IT化などによってこれまでと異なる新しい方法や仕組みが次々と生まれています。これまでの仕事の進め方が必ずしも最適とは限らないのです。
4月は新しい年度の始まりです。事業年度が始まる企業もあります。新年度を機に、仕事の進め方をゼロベースで見直してみてはいかがでしょうか。

4月から当法人に長井日比樹(ながいひびき)と松葉礼(まつばあや)2名の新入社員が加わります。新卒ではありますが、大学在学中から2年間インターンとして共に実務を経験して参りましたので、皆さまのお力になれる日も近いものと期待しております。また新たなインターン生も迎え、当法人も"慣れ"から脱すべく取り組んで参ります。何卒宜しくお願い致します。