MENU

福耳通信

miyachannel

HOME > 福耳通信 > 逆境から生まれる本当の力

逆境から生まれる本当の力

2018年9月 3日

企業が好調を維持し続けることは難しいものです。経営が窮地に陥っても、経営者が考え抜いた戦略や適格な判断、決意によって逆境から立ち直った企業は数多くあります。

ThinkstockPhotos-667315360.jpg

まるか食品は、主力商品である「ペヤング」(即席焼きそば)への異物混入が発生したとき、即座に全商品の自主回収と販売中止を決めました。そして、社長が小売店へお詫び行脚し、製造ラインから商品パッケージの見直し・改良を行い、その間、社員の雇用も維持しました。半年の販売中止という逆境にあっても、同社の危機管理体制や誠実な対応が同社の信頼を高めることになりました。

通販会社のジャパネットたかたは、2012年に2年連続の大幅減収によって創業以来の最大の危機に陥ったとき、高田明社長(当時)は、最高益を達成しなければ社長を辞めると不退転の決意を表明して、社内に危機感を持たせつつ、自ら先頭に立って公約を達成しました。

本田技研工業創業者の本田宗一郎氏は「絶体絶命に追い込まれたときに出る力が本当の力だ」との名言を残しています。人は逆境になると、その原因を外部に求めがちです。しかし、逆境にあるときこそ「自分がどのような状況にあるのか、それを乗り切るために何が足りないのか、何をすべきなのか」を正しく知ることが、最も大切なのです。

10月18日の当事務所セミナーも逆境に対し「逃げない!あきらめない!」で立ち向かわれたリアルな体験談です。是非皆様のご参加をお待ちしております。