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「問題」とは何か

2017年8月 2日

「問題」とは、決して日々解決を迫られている目前の「問題」(トラブル)を指すのではありません。
真に私たちが取り組むべき「問題」とは、現状にとらわれずに「あるべき姿」をありありと頭に描いたとき「いまの姿」の中に見出す不足部分を指します。
「問題意識」を持つとはこのギャップを意識することを言います。したがって「問題」は「あるべき姿」を求めて、日々真剣に自己の業務を掘り下げ追求し続ける意欲ある人の目にのみ、その真の姿を現します。「問題」とは発見され創造されるものなのです。
仕事が順調に進んでいるとき、人はよく「問題ありません」と言います。しかし、実際は「問題」があるのに君子危うきに近寄らず避けて通る場合、「問題」があるはずなのにまだ気づいていない場合、仕事に流されているだけの場合など多くの人は「問題無し」と片付けてしまうことが多いようです。
真の「問題」が見えにくいのは、ちょうと氷山の一角のように一部分が見えるだけで、大部分は水面下に隠れているからです。小さな兆候を見て大きな問題を探し出す、及び腰で見るのではなく乗り出して見つめると言う姿勢が大切です。
「問題」が無いのは望ましいことでなく恐ろしいことなのです。その状態は徐々に組織を蝕み死に至らしめることになるかもしれません。

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