miyachannel
任天堂の岩田社長が社員一人一人と面接された際に感じたことは、 「人は逆さにして振らな いとこんなにモノを言えないのか」 と言うことでした。
相手が自分のメッセージを理解したり、 共感しないのは自分がベストな伝え方をしていない からだ、という気づきでした。 コミュニケーションが上手くいかないときは絶対人のせいに しない、大切なのは、 起こった事実ではない、 その事実を自分がどう受け止めるか、すべて は自分次第ということです。
聞き上手の人は人間の内面はそう簡単に理解できるものではない、 と知っています。 簡単に は伝わらないという理解がスタートです。 くどい、とかしつこいという言葉はあまり人気が ないことを示しますが、一方でこれは、ぶれない 愚直である、ということかもしれません。 日本の中小企業に圧倒的に不足しているのは、コミュニケーション、 伝えるチカラです。
コミュニケーションは情報を伝達することではありません。 お互いを 「知る」 「関心を持 つ」 ことです。 「なぜを共有化すること」 と言えるかもしれません。 なぜ当社がこの事業をや あるのか、 は共有されていますか? 何が共有できていて何が共有できていないのかを明らかに することが大切です。 コミュニケーションは本質的に時間もかかるし、 効率が悪いものです。
論理の前提となる価値観・ 気持ちを伝えることをもっと意識していく必要があると思います。
(引用: 「戦略と実行」 清水勝彦 日経BP社)