開催日:2024年7月9日
category : セミナーレポート2024年7月9日(火)、T&Aパートナーズ㈱セミナールームにて「経営者の方が知っておきたい相続対策セミナー」を開催しました。 栢沼税理士が担当し、相続が発生した際の具体的な対応方法や経営者特有の相続対策について詳しく解説しました。
相続が発生した際には、死亡届の提出、遺言書の確認、相続人の確定、相続財産の調査・確認を行います。その後、遺産の評価や被相続人の所得税の申告を行い、最終的に遺産分割と相続税の申告・納税を行います。
特に初動が重要で、早期対応の重要性と具体的な手順をわかりやすく解説しました。この具体的な手順が明確で非常に分かりやすかったとの声をいただき、初動の重要性を再認識する良い機会となりました。
経営者の場合、自社株式や自社に貸している土地建物、自社への貸付金など特有の財産が多く存在します。これらの財産は換金性が低いため、相続税の納税に困難が生じる可能性が高いです。これらの特有財産が後継者に偏ることで起きるリスクや対策についても詳しく説明しました。自社特有の財産の扱いが具体的に理解できたことで、早期の対策が必要であると感じた参加者が多かったようです。
自社株式の評価額は決算書の純資産額を一つの目安とし、土地の含み益などで思わぬ評価額になることがあるため、詳細な分析が必要です。決算書の具体的なポイントについても解説し、実務に直結する内容が評価され、株式評価のポイントを具体的に学べたことが大きな収穫だったという意見も見受けられました。
相続対策は、遺産分割対策、納税資金対策、相続税対策の3つに分類されます。優先順位を間違えないことが重要で、まずは遺産分割でもめないようにすることが最優先となります。栢沼氏はこれらの対策について具体的な事例を交えながら説明しました。
すぐにできる相続対策として、遺言書の作成や生命保険の活用について解説しました。特に、遺言書で自社株式の承継先を明確にしておくことが重要です。また、生命保険を活用して納税資金を準備する方法についても具体的に説明しました。具体的にすぐに取り組める内容が多く、実践的だったとの声が多く、生命保険の活用方法が非常に参考になったというご意見もいただきました。
当社では、遺産分割対策、納税資金対策、相続税対策、認知症対策など幅広い相続対策サービスを提供しています。
具体的には、遺言、生前贈与、保険の活用、家族信託などのサポートが含まれます。実例も交えて解説いただきサポート内容が明確で安心できたという意見が多く、今後も継続的にサポートを受けたいという声をお聞かせいただき非常に有難く思います。
このセミナーは、経営者にとって相続対策の重要性を再認識する良い機会となりました。 早期の対策がトラブル回避に繋がるという意見が多く、具体的な対策に取り組む意欲を高めていただけたかと思います。 当社では、今後もこうした実務に直結するセミナーを提供し、企業経営者様の相続対策をサポートしていく予定です。
興味を持たれた方やさらに詳細な情報が必要な方は、ぜひ当社までお問い合わせください。