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2026.6.5 | 戦略マネジメントゲーム研修(MG研修)を開催

2026.6.5 | 戦略マネジメントゲーム研修(MG研修)を開催

「戦略マネジメントゲーム研修」を実施しました

6月5日、T&A税理士法人では「戦略マネジメントゲーム研修(MG研修)」を実施しました。
2024年にも実施したこの研修では、参加者一人ひとりが仮想企業の社長となり、商品の仕入れや販売、値決め、人材採用、設備投資、研究開発、広告宣伝、借入など、会社経営に関わるさまざまな意思決定を行います。

ゲームは複数の会社が同じ市場で競争する形式で進みます。自社だけを見ていればよいわけではなく、競合他社の動きや市場の状況を見ながら、その都度、自分で判断しなければなりません。そして各期の終了後には、棚卸しから決算までを自ら行い、自社の経営結果を数字で確認します。

数字を見る立場から、数字をつくる立場へ

普段の業務では、お客様の会社で起きた出来事を会計数字として確認することが中心です。しかしMG研修では、その数字が生まれる前の「意思決定」を自分自身で行います。

従業員を増やせば、より多くの商品を扱える一方で人件費が増えます。設備を増やせば販売力は高まりますが、固定費も増加します。借入を抑えれば財務的な安心感は得られますが、必要な投資ができず、成長の機会を逃すこともあります。

さらに、自分では正しいと思った戦略でも、競合他社が同じ行動を取れば市場環境は大きく変わります。実際に今回の研修でも、積極的な設備投資や採用がその後の大きな固定費負担につながったケースや、逆に資金を慎重に考えすぎたことで必要な投資ができなかったケースなど、さまざまな経営結果が生まれました。

参加者からは、会計知識として理解していた固定費や資金繰りについても、自分で経営判断をする立場になることで、その重みをあらためて実感したという声が多くありました。

計画があるから、次の判断ができる

研修では、ゲームを進めるだけでなく、固定費や目標利益から必要な売上や粗利益を逆算し、次の期の経営計画を考えました。

実際の経営と同じように、立てた計画どおりに進むとは限りません。競合の動きや市場の変化、予期せぬ出来事によって、途中で戦略を変える必要もあります。

それでも、目標となる数字があることで、「あとどれだけ売る必要があるのか」「どこまでの価格なら利益を確保できるのか」「今、投資をするべきなのか」といった意思決定の基準が生まれます。

今回の研修を通して、経営計画は未来を正確に当てるためのものではなく、変化する状況の中で次の判断をするための基準になることを、実際の経営体験を通して学ぶ機会となりました。

経営者の意思決定を、より深く理解するために
研修後の感想では、予算と実績の比較、売上と固定費のバランス、資金調達、市場や競合の把握など、今回の経験を日々の巡回監査や経営支援に活かしたいという声が多く聞かれました。
決算書に表れる数字は、単なる結果ではありません。その一つひとつの背景には、経営者が迷いながら行った数多くの判断があります。
自ら社長の立場となり、限られた時間と資金の中で意思決定を繰り返したことで、経営者が抱える不安やプレッシャーについても、これまでとは違った視点から考えることができました。
今回の研修で得た経験を、数字を報告するだけでなく、その先の意思決定をともに考えるための力として、今後のお客様への支援に活かしてまいります。