MENU

セミナー

seminar

HOME > セミナー > インボイス直前セミナー<操作編>

インボイス直前セミナー<操作編>

開催日:2023年9月20日

category : セミナーレポート

令和5年9月20日(水)に、インボイス直前セミナー<操作編>を開催しました。
インボイス制度のおさらいから始まり、そのインボイス制度にどのように対応しているのか、TKCシステムのデモンストレーションとQ&A方式でインボイスについて解説しました。

1.インボイス制度のおさらい

発行する側と受け取る側のインボイスの取扱い、正しいインボイスの保存方法など、例として示された11月の取引詳細を参考に、明記する点や注意点、細かなルールについての疑問点をクリアにし、インボイスが免除される取引についても解説。

インボイスがなくても今まで通り仕入税額控除が認められる9つのケースを紹介。特に、古物営業や質屋のような特別な業種のケースのみ適用されるケースと分けて紹介し、具体的な例とあわせてわかりやすく解説しました。

ちなみに免除科目・免除口座の設定はT&Aで行い、TKCシステムで課税仕入れの仕訳入力時に、取引先が適格請求書発行事業者であることをチェックします。

仕入税額相当額の一定割合を仕入税額とみなして控除できる「経過措置」についてや、課税仕入れを処理する6つの課税区分の消費税額をTKCシステムで計算すること、さらに、その結果を正確に経理処理として取り込む方法について詳しく解説が行われました。実務においてわかりやすい内容として、多くの参加者からポジティブなフィードバックを受け取りました。
また、TKCシステムでは経過措置を自動で反映する仕組みが搭載されています。仕入帳を印刷すると確認できるのでチェックしてみましょう。

令和5年度税制改正の影響では、2年前の課税売上が1億円以下等の会社の場合、「1万円未満の課税仕入れ」の「消費税」と認めてよいという特例がありますので、システム処理する上でご注意ください。
また返還インボイス交付義務免除では振込手数料の課税区分の設定にも注意が必要です。

インボイス導入から6年間は経過措置に配慮する必要があります。また返還インボイス交付義務免除の措置は「経過措置ではない」ことも注意が必要です。

 

2.TKCシステムの対応(仕訳計上)

インボイスを受け取った際の処理パターンを1億円超、1億円以下で仕訳する注意点を紹介し、実際の登録画面で解説。ご不明てな点はご相談いただければと思います。

インボイスの要件を満たしている場合の請求書で、さらに取引先に登録番号がセットされていないケースでの実際の仕訳登録作業、アラート画面の対応方法、便利な機能、そして注意すべきトラブルシュートの手順について実際の画面を使用しながらデモンストレーションが行われました。

免税事業者等からの仕入れパターンでは、消費税部分が変わり、自社で認識すべき点を強調し、システム上での適切な入力方法や確認方法を詳細に説明しました。

また、従業員等に支給する通常必要と認められる出張旅費パターン、1万円未満の仕入れパターン、免税事業者等から固定資産を購入したパターンなどの場合はどうなるのかを詳細に解説しました。これらの状況に対応するためのTKCシステムの利用方法や仕訳の入力方法について、仕訳作業をする上でのシステムの警告メッセージの解説とともにデモンストレーションが行われました。

TKCシステムの中には、日常業務を助ける様々な便利な機能が盛り込まれています。
不明点ございましたら担当者へお問い合せいただければと思います。

 

3.Q&A

「クレジットカードの明細はインボイスになりますか?」
「銀行の振込手数料のインボイスは何になりますか?」
「ETCは公共交通機関特例は使えますか?(インボイスは不要ですか?)」
など、よくあるご質問やや不明点についても、丁寧に回答し、参加者の理解を深めることができました。

令和5年9月20日のインボイス直前セミナー<操作編>は、インボイス制度の基本から、TKCシステムを活用した具体的な操作方法、そして参加者からのQ&Aまで、幅広い内容を網羅した非常に充実したセミナーとなりました。

このセミナーを通じて、参加者の皆様はインボイス制度の正しい理解を深めるとともに、TKCシステムの具体的な操作方法や注意点についても詳しく学ぶことができました。特に、実際のシステム画面を使用したデモンストレーションは、参加者にとって非常にわかりやすく、具体的な操作方法を身につける良い機会となりました。

また、Q&Aセッションでは、日常業務での疑問や不明点についても丁寧に回答し、参加者の理解を一層深めることができました。多くの参加者からポジティブなフィードバックをいただき、セミナーの成功を実感することができました。

最後に、今後もTKCシステムを使いこなしていただくため、さらなるサポートや情報提供を続けて参ります。インボイス制度に関する疑問やTKCシステムの操作に関する質問など、何かご不明点や困ったことがありましたら、いつでも担当者へお気軽にお問い合わせください。

本セミナーにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

一覧に戻る