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手入れされずに放置された空き家が社会問題化する中、「空き家管理サービス」が注目されています。

大手の不動産会社、警備会社などが続々参入
総務省統計では、全国に820万戸の空き家が存在し、総住宅数に対する空き家率は13.5％を占めています。都道府県別では、山梨県の17.2％が最も高く、次いで四国4県（愛媛県16.9％、高知県16.8％、徳島県・香川県16.9％）と続きます。少子高齢化によって、今後も空き家は増え続け、平成35年には、空き家は1,397万戸、空き家率は21％に達するとの民間シンクタンクの試算もあります。
空き家の増加に伴い、所有者に代わって空き家を管理する「空き家管理サービス」が注目されています。これまでも地域の工務店や不動産賃貸管理会社などが同様のサービスを手掛けていましたが、急増する空き家市場を狙って、大手の不動産会社、建設業者、警備会社などが続々と参入しています。

サービスは、巡回と室内外の確認・点検
「空き家管理サービス」の内容は、主に定期的に巡回して、室内外の確認・点検を行うなどです。巡回時の写真を添付してメールで報告してくれるサービスもあります。料金は、サービスの提供が一括かオプション、戸建てかマンションかにもよりますが、室内と室外のサービスをあわせて、月１回の巡回で、月額5千円～1万円くらいが目安のようです。

＜室内サービス＞
宅内入り、雨漏りの確認、通風・換気の実施（1時間程度）、通水（1～3分）、簡易な清掃・片付けなど

＜室外サービス＞
外から、ドア・窓など開口部の施錠、外壁、木部（腐り）・鉄部（さび）などの家屋を点検、屋根の雪下し、庭木の剪定、敷地内の清掃・片付け・草むしり、郵便物等の整理、近隣情報の確認、警備会社による警備システムの設置など

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